〈ソニーマーケティング株式会社 x ビッグビート〉
共につくりあげる過程が一体感と成功を生む
ソニーグループが誇る最先端の技術、製品、ノウハウ、そして独創的なアイデアを活用して、通信・医療・エンタテインメント・教育・企業・官公庁など、あらゆるB2B分野のビジネスを支援するソリューションを提供。近年ではAI、クラウド、ITを活用したソリューションを展開している。
公式サイト http://www.sonybsc.com/
-
- CLIENT
- ソニーマーケティング株式会社
-
- CATEGORY
- 展示会
(写真上)「SECURITY SHOW 2019」ソニービジネスソリューションブースの様子
ソニービジネスソリューション株式会社(以下、SBSC)(*1)とビッグビートのお付き合いが始まったのは2016年。当社が担当した、別のソニーグループ企業の展示会成功の話がSBSC社内に届き、出展を予定していた展示会のブース造作をお任せいただくことになった。
*1:現在ではソニーマーケティング株式会社に社名変更
実は当時、SBSCはイベント出展をトータルサポートしてくれる会社を探していた。理由は、コストと効率性だ。
「こういう展示だとブースイメージを説明し、制作物の段階でまた同じ話を他社に話すのも非効率です。毎回コンペにかけたり新しい方に依頼したりすると工数も費用もかかるので、我々としては展示会の内容や方向性を理解している会社と組むのが一番いい。更に展示ブースの造作以外にも一歩踏み込んだ提案をしてくれると助かります。」(SBSC)
当社営業担当の阿部は、企画から運営、アフターフォローを含むトータルサポートを提案。SBSCが例年出展している「SECURITY SHOW」を企画から一括して担当することになった。
しかし課題は大きかった。
今回、新規ソリューションが多く、カテゴリーが多岐に渡るため、セキュリティショーにおけるソニーブースの立ち位置を確立する必要があったのだ。さらにブースサイズも前回から縮小したことで、多くの来場者を誘引できるのかという懸念もあった。
このような不安要素がある場合、来場者に浸透しているソニーのセキュリティビジネスのイメージを崩さず、過去の成功例を取り入れるのが安全策と言えるが、SBSCのリクエストは「今までどおりにはせず、さらに攻めてほしい」だった。
そこで、阿部と当社のクリエイティブチームは、様々な商材を一挙展示するにあたり、来場者にどんなブースか一目で伝わるようコンセプトやキービジュアルを新たに設定。さらに刷新感の演出と、キービジュアルのインパクトを最大化するため、前回採用した白一色のブースを一変し、黒をベースにしたブースを展開した。
また、来場者を呼び込み、回遊いただく施策として、プレゼントの工夫や、来場者に気に入った展示コーナーに名刺を投票いただく投票箱の設置を実施。ブースにいるスタッフ全員の一体感を目指し、SBSCと何度も話し合いを重ね、運営体制をゼロベースで構築した。
結果、目標を大幅に超えるリードを獲得。「過去にないほどの盛況」(SBSCイベント運営責任者)となり、展示会は大成功に終わった。
「こちらの提案をそのまま採用したり、ビッグビートさんが我々のリクエストをそのままやったりするのではなく、話し合いながら決めていったことで、結果的にうまくいったかなと思っています。結果、社内評価も高かった。それが昨年、今年とつながっているということですね。」(SBSC)
クライアントと広告会社の垣根を超えて、互いのノウハウやプロフェッショナリティを共有し、協同作業を行ったことが成功につながったといえるだろう。