いつものように高知部が「おきゃく」をしていると、突然やってきたのは――
カツオ人間!
高知県地産外商公社特命課長の、カツオ人間です。
仕事をサボりがちだという、カツオ人間です。
大堀 「ちょっとちょっと、どうやって入ってきたの?
セキュリティ管理の都合もあるし、受付カードに記入してくれるかな。
あ、ペン持てる? 書けないかな?」
厳格な管理部長 大堀がぶつぶつとやってきました。
西田 「かぁん かぁん。まあ大堀さんも呑んでいき~」
構わない、構わない、という高知部 部長“西田のおんちゃん”
くるひとは誰でもこばまないのが高知流です。
※おんちゃん=おじさん のこと
出身地を問わないのも高知流です。
大堀 「これはどうも」
すっかり楽しそうです。
そうこうしていると……
カツオ人間 「……(汗)」
局長から電話が……
カツオ人間がフリーズしていると
「あしがはなしちゃる」と電話をうばう西田のおんちゃん。
西田 「もしもし? いまカツオとおきゃく中じゃき、電話に出られん。ほいじゃ……」
西田 「たたき、食べていき!」
カツオ人間 「……おんちゃん(感涙)」
――こうして高知部の活動は楽しく続きました。
どのくらいの時間がたったのでしょうか――
ふと、席を立つカツオ人間。
「あれれ、カツオちゃん……帰るがー?」
カツオのたたきも、ちょうどのうなったしね。
それにしても、カツオちゃん、たまるか。こじゃんと千鳥足やねえ。
べくはいで遊びすぎたろうか……
※べくはい=飲みほさなければけっして下に置くことができないさかずき。高知県人はこれでよく遊び、とにかく呑む、らしい。
ふらりと来て、ふらふらと帰っていった、カツオ人間でした。
「高知部に、いつでも帰ってきいやー」
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